無題

会話の相手が愚痴や泣き言を口にし始めると、
ことごとく話をそらしたり
相手の揚げ足を取ったりして遮り、
そしてそれを「あしらうのが得意」と
自慢げに語っていたので、
この人にだけは悩み事を話すまいと思った。



少なくとも、お互いには有意義な認識の共有だったかもしれない。