「伝える」という力・2
「ROLLS TOHOKU 3/31-4/3」
http://www.rolls7.com/
「被災者ではない一人の写真家」さんが、「写真家でない被災者の方々」にカメラを
託して撮ってもらった写真の数々。
先日の「復興の狼煙」に続き、こちらもまた「当事者視点」による表現です。
あえて、ずぶの素人がインスタントカメラで撮った写真ということで、作品の
単純なクオリティは落ちるはず。
けれど、これらの写真の中の笑顔は、「遠くからきたプロカメランが引き出した笑顔」では
なく、「同じ避難所で暮らす者同士が交わした笑顔」。
その事実によって、これらの写真は、他が有し得ない特別の意味合いや説得力を持つことに
なるのだろう。