キャラクターズ

ゆるキャラ」という存在が市民権を得てから随分経ちますね。

真っ先に思いつくのはやはり、彦根城築城400年祭キャラクターの
ひこにゃん」でしょうか。

かわいいよね。

…ところで彦根市って何県?
とか、世間の認知は微妙に偏っていたりもするわけですが。(ひらきなおり)
あ、滋賀ね。

これらの「ゆるキャラ」って当初は、普通に可愛くキャッチーなキャラクターを
狙って作った「結果」として、微妙に王道からハズれたデザインとなり、
そのズレ=「ゆるさ」が逆に話題になったものだったと思います。

ひこにゃん然り、テーマありきの「ご当地系」キャラクターだから、
特産品になぞらえたり、伝統的な装いをしていて、どこか通常の商業系の
キャラクターと同質になりえなかったんですよね。

ただ最近では、そこから転じて、そもそも「ゆるキャラ狙い」でデザインされて
いるキャラクターも多い気がします。
流行りに乗じるのが人の世の常というところでしょうか。


そんな感じですっかり定着した「ご当地系」ゆるキャラ

実はこのたび当方、更に新たなインパクトをもたらすキャラクターに遭遇しました。

かなり突然ですが、「次世代育成支援対策推進法」ってご存じでしょうか。
ニュース等ではあまり大きくは取り上げられていないかもしれませんが、要は昨今の
社会情勢を反映して企業に「仕事と育児を両立しやすい環境」を整えさせるための
法律で、近年も改正が行われています。

そして、こちらの法律の浸透のために一役買っているキャラクターがこちら。


両立支援キャラクター「ファミちゃんファミリー」

…とりあえず鉛筆書きだろう。


…ちゃんとデッサンしてないだろう。
※左腕(前足)の位置がおかしい。


いやはや、これは結構、ゆるキャラどころの騒ぎじゃありません。


しかもこれ、お役所が配布するパンフレットなんかに結構大々的に使われて
るんです。



息子が宙に浮いてるだろう。

他にも、着ぐるみが労働局の表彰式に参加していたり。
http://www.roudoukyoku.go.jp/topics/2010/20101013-jusyou/20101013-jusyou.html

お仕事の関係で遭遇して、個人的に非常に刺さりました。
こういうのはツッコミ甲斐があって好きですよ。

親しみを持たせることが目的なのであれば、それは成功しているのかいないのか。
まあ、ここ意外では二度とファミちゃんを見ることもない方が多そうですけども。

しかし、なんでイノシシ?
法改正が猪年だったのかな。はて。