いつだったか、電車の中で聞いた会話。
運動部の練習帰りらしい、元気な男子高校生たちでした。
「あっちー、マジ暑いんだけど」
「冷房あんまり効いてなくね?これ、弱冷房車?」
「弱冷房車より、強冷房車ほしいよな」
「あー、いいね、強冷房車」
「…あ、でも、強冷房車ばっか混んだら意味なくね?」
「そっか。しかもオレらみたいな奴らばっか乗ってくんだぜ。
みんな暑がりで、汗だくとか」
「ヤだよそれ。ダメじゃん、強冷房車」
わははは、と、最後まで陽気なやりとり。
…「強冷房車があれば涼しい」という単純思考に留まらなかったのは、
なかなか賢い発想だったと思う。
そして、後々まで使える良いネタをありがとう。