August 15th
「終戦」という言葉の意味だとか
その日がすべての終わりだったわけではないとか
その後のこの国のあり方だとか
いろんな話はあるけれど
とにもかくにも、65年。
「平和憲法は本当に守られてきたか」と言えば、それはまた
議論を呼ぶ話題。
けれど、少なくとも65年の時間が経過し、少なくとも日本は独立国家で
あり続け、少なくとも、戦争放棄の憲法を有し続けている。
だから、たとえば、あと35年。
既に不十分かつ議論を残す状態だとしても、この国が100年の戦争放棄を、
そして、(安易に使い難い言葉ではあるけれど)「100年の平和」を保つこと
ができたら、そのことはその先の世に何らかの意味をもたらせるだろうか。
「戦争を知らない子供達」の、そのまた子供である私達の世代は、戦後の
100年目を見届けることになる。
3世代、4世代を経た100年の結果を。直に目の当たりにすることになる。
およそ、最も古い世代として。
そして、かつての戦争がリアルな体験でなかろうとも、この先の35年に
責任を負うのはまさしくこの、自分達の世代なのだということを、改めて
思う。