チェリークォーツにご用心

雑貨屋さんで気に入って買ったネックレス。
店員さんが教えてくれた、その石の名は「チェリークォーツ」。


…アップ過ぎて、ちょっとわからなくなってしまいましたが勘弁。


珍しかったので、後日ふと気が向いたときに、パワーストーンの効果なんてものを
ネットで軽く調べてみた。


「チェリークォーツは女性の魅力を高めて恋愛運を向上させる効果があります。
思考力や行動力を高めることで仕事運もアップし、金運向上にもつながります。
心の傷を癒し、ポジティブな気持ちにさせてくれる力があり、また健康と強運を
引き寄せる石とも言われ、魔除けの効果も高く・・・」


いや、なにかがおかしい。


信じる信じないはともかくとして、それぞれの石に定義されている効果の種類というのは
普通はそれなりに「特化」しているもの。
古い伝説があったり、見た目のイメージだったり、由来は色々ですが。
(有名なところだと、水晶は浄化、アメジストは沈静や安眠、タイガーアイは洞察力、など)


なんですか、この節操のない能書きは。


…むしろ、古い由来だとかが無いってこと?
逆に怪しいぞ。


ということで、更にリサーチした結果、判明した事実。


「チェリークォーツ」は水晶ではありません。
どうやらガラスです、こいつ。



ちなみに、似た類の名前でピンク色のローズクォーツ、赤みがかったストロベリー
クォーツは、実在する水晶の一種です。
紛らわしいことこの上なし。


今回はそもそもデザインが気に入って選んだわけだし、比較的カジュアルなもの
だったので、天然石でもガラスでも、まあ構いませんが。

ただ、水晶でないものに「クォーツ」の名前をつけることがそもそも許されて
いるというあたりが、いかがなものかとは思います。

あくまでガラスであるこれを、「水晶の染色品」と称してみたり、「人工石」と
言ってみたり、あるいはモロに「天然石」と銘打ってる場合もあるようで。

かなり無法地帯なんですね、このへん。
(「天然石」呼ばわりは、実際は法に触れてると思いますけど)


石のアクセサリーとか、この類のものは個人的に好きなんですけど、「売り方」的な面では
色々と解せない話に遭遇することもあり、難しいなと思います。

自分でよく確認して判断することも大事ですね。



タイトルは、敢えて前世紀的なダサい感じに。
リズムが良かったので。