“非常用”便利グッズ

(※お食事中および食前食後に読むのはお控えください。警告しましたよ?)


その日、遠路遊びにきた友達が紹介してくれたお連れさまは、保育園児と
そのお母さん。


早起きでの長距離移動、元気にはしゃぎ回るお子さんを連れての観光で、
疲れが出たらしく、外で夕食をとってホテルに帰る途中の電車で、すこし
気分が悪くなってしまわれました。


一応気にして声はかけていたものの、「・・・ちょっとやばい」の一言と
ともに、バッグからサッと取り出した小さな袋を口もとに当てる。


…あ、それはまずいね?
慌てて、あまり周囲の目につかないように彼女のすぐ前に立って、遮蔽壁に
なってみる。
けれど、袋の中はほとんど見えない作りで、心配していた周囲への影響は
(推して知るべし)ほとんど感じられない。
彼女の両隣は2人は同行のお仲間で固められていたので、他の乗客には
ほとんど気付かれなかったと思うくらいの自然な流れで、彼女は袋をキュッ
と密閉し、更に別のナイロン袋にしまって対処完了。


水を飲んで、一呼吸置いて落ち着いた後で。
「これね、子供用の携帯トイレ。意外なとこで役に立ったわ」

ハイマウント(HIGH MOUNT) 簡易トイレ(便袋4袋、高密閉チャック袋2袋)


なるほど、そういうことか!
ただの密閉式のナイロン袋ではなくて、清潔を保つための作りが完璧なわけだ。
(中に化学薬品が入ってて、そのへんをいい具合にしてくれるようになって
いるそうで←あえて抽象的)


旅行先で、小さな子が急に「トイレー」なんで言い出した時のために持って
きていた非常用品。

気分の悪い状況でとっさにソレを応用して、ごく自然な所作で対応された
彼女の冷静さと、携帯トイレの性能に感動すら覚えました。
(物が物なので、こういう言い方もミスマッチな感じはしますが、実際、
彼女がその対処をできなかったら、隣の私がいろいろ大変なことになって
いたわけで…)

ついでに、その数分後の同じ電車内にて、調子に乗って飲みすぎていた別の
同行者にもこの小袋が大いに貢献してくれたというのは余談。


いずこも飲酒の機会が多くなるこの時期。
このての失敗経験のある方は、非常用にカバンに忍ばせていても良いんじゃ
ないかと思います。
むしろちょっと、普及してほしい。
そうすれば駅のホームとかで通行人が不快な思いをすることも減るわけで。

…まあ、そんな心配をするくらいなら飲まなきゃいいとも思いますけど、
所詮「そうは言っても」という世界なので、現実的な対応として。


いかがでしょうか、世の「つい飲みすぎてしまいがち」な方々。


今回のエントリ、初めて世間の役に立ちそうな情報を発信している気が
するのですが…

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