呼び名

「そういうカメラ、『デジイチ』っていうんだよね?」
「うん。デジタル一眼の略」
「じゃあ、こういう小さいのは?デジコン…だっけ」
「ああ、コンデジね。コンパクトデジカメの略だから」
「…『デジ』は両方デジタルの略でしょう?」
「うん」
「なのに『デジイチ』と『コンデジ』って、なんか統一感ないよね」
「……」
「……」

いや、そうなんだけどさ。笑

確かにこのての呼称・略称って、結構いいかげん。
そもそもデジタル一眼が普及するまでは、そこを区別するための
コンデジ」という言葉も必要なくて、「デジカメ」という言葉だけで
用は足りていたわけで。

そして既に「デジイチ」でも「コンデジ」でも、一番重要なはずの
「カメラ」って言葉が完全に消滅してるし。

「デジカメ」という言葉が完全に定着したら、今度は「デジ」の2文字
だけでデジタルカメラを表現できるようになる。

今や「カメラ」といえば普通にデジカメを指すも同然ですしね。
かつては普通のカメラ=フイルムカメラで、新しい存在として
「デジカメ」と呼ばれるものが誕生したわけですが。

世の動きに伴って、言葉の使われ方も需要も変わっていくという例ですね。