一病息災じゃないけれど

実は年末以来、首の周辺を少し痛めています。

寝起きに、少し変な姿勢で身体を伸ばした瞬間、文字通りピキッという
痛みが首から背中に走り、その日は痛みでろくに首が回らない状態に。

年末休業直前の病院に駆け込み、特に深刻な怪我や病気ではないこと
を確認。
湿布や何やのお世話になりつつ徐々に落ち着いて、今は時折感じる
微妙な痛みと共に、ほぼ普通に生活しています。

「なるべく安静に、冷やさないように」なんて言われてハイハイと
答えつつ、荷物抱えて氷点下の地域まで出張もしてきました。ええ。


念入りに養生したところで、数か月かけて徐々に治っていくのを待つ
しかないらしいとわかり、最近はある程度開き直っています。
もともと特にアウトドア系でもないので、なるべく安静を心がけて
生活するといっても普段とたいして変わりはしません。
ただ、いまいち精力的に動いていない自分への言い訳にはなっている
かもしれない。


あの日、あの変な伸びをしなければ、こんなことにはならなかったかなと、
ふと思ったりもしましたが。
多分そうじゃないんですよね。

それはきっと、コップのふちまで溜まった水に注がれた最後の一滴みたいな
もので。
たとえその一滴を避けていても、じきに別の水滴や、別の振動によって、
コップから水は溢れていた可能性が高い。
運が良ければその全てをうまく避けられたかもしれないけれど、逆に
もしかしたら長い時間蓄積したそれが、別の形で一気に噴出することだって
考えられた。


痛みが走ったのは折しも、仕事納めの翌日の朝。
それまでの不摂生の、「結果」ともいえるけど、一つの「警告」だったと
いうこともできる。


今だって普通に生活はできているわけで、多少時間はかかるものの、どこかが
本格的に壊れたわけではない。
このタイミングで、普段の姿勢や荷物の持ち方、こまめに身体を温めることなど
改めて気をつける機会になったのなら、長期的にはプラスといえるかもしれず。


このての小さな災難は、「転ばぬ先の杖が空から落ちてきて頭に当たった」
ようなもので、それはそれで大切にした方が良いのだろうと思う。