8月6日に思ったこと

昨年の記事。
http://d.hatena.ne.jp/tototototototo/20100806/1281068220


その日は
65年前に、突然にして全てを奪われた人々の事に思いを馳せ、
「昨日と同じような今日」を終えていく幸せについて考えた。

今年は
「当たり前の日常を一瞬にして失う」ということについて
去年よりはもう少しリアルに知ることになり、
またそのことを一層恐れて、かつてこの国に起こった出来事に
ついて考えた自分がいる。


考えること、思いを割くことを大切だとずっと思っていた。
でも、現実に起こって欲しくはなかった。


そこから人は何かを学び、新たなものを生み出すのかもしれない。

でも同時に思う。
それでもそれは、絶対に、起こらない方がいいことだったんだ。

どの命も、奪われない方が良かったんだと。


去年よりも切実に
平和や命や、安全の大切さを思い、それを求める。

同時に、そのきっかけとなった出来事や、裏側にある不安や危機感の理由を
―――悔しい、と思う。