おみやげ

これなあに。

右側のは、大きさの目安まで。
最初に目にしたときは、まじめに中華まんかと思った。


包装を剥がすと・・・


なにこの工業素材。

じゃなくて、「プーアル茶」です。

見た目のみならず、質感も石みたいにガチガチに堅い。

プーアル茶はこんな風に、茶葉を塊で乾燥させるものだそうです。
他の種類のお茶では新しい茶葉(新茶)がありがたがられるのに対し、
こちらは長らく熟成されたものに価値があり、何十年物の高級品もあるとか。
ワインみたい。

使うときは、必要な量を刃物やキリなどで削り取ります。
茶葉の種類も淹れ方のバリエーションも、本当に豊かな中国のお茶文化。


包丁片手に格闘の挙句いれてみたプーアル茶は、日本で飲むものより
味がやわらかいというか、クセがなくて飲みやすい感じ。
まとめて削って缶とかに入れといたら、やっぱり味が落ちるのかしら。

こういう、日常の延長的な異文化体験は、毎度興味深くて面白い。