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昨日の記事に関し、ニュースを検索したところ、最も多く見られたタイトルは
「ミッフィーとキャシーが和解」
というもの。
完全に擬人化されてますね。
実際にはキャラクターが訴訟起こしてるわけじゃないんですけど、
わかりやすいんでしょうね、やっぱり。
イメージ的にも和むし。
新聞なんかで結構使ってたのはこちら。
「著作権侵害訴訟:ミッフィーとキャシー仲直り 訴訟より被災者支援、和解成立」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110608ddm041040146000c.html
ますます童話調です。ただ、前後の文言で必要な情報も盛り込んでますけど。
その他、面白いのだとこのへん。
「ミッフィーとキャシーのけんか両成敗−和解金は被災地へ」
http://p.tl/kURp
こちらはウォールストリートジャーナル日本版。
なんだか気が利いてます。
まあ、当事者が自主的に争うのをやめたんだから、「両成敗」というニュアンスはちょっと
違う気もしますが。
しかし、ウォールストリートジャーナルということは、元の英語の記事はどうなっていたのか。
同じサイトから英語版も読めたのでチェック。(勉強になりそうなサイトですね)
"Bunny Battle Resolved: Miffy, Cathy Kiss and Make Up"
…なるほど。
「うさちゃんの争いに終止符」って感じでしょうか。
"kiss and make up"は、そのものずばり「仲直りする」という意味のイディオムだとか。
字面通りに読むと、白うさぎ同士が仲直りのキスをしてお友達になる感じで
非常に可愛らしい。
海外のニュース記事のタイトルって、こういう言葉遊びが利いてて面白い
印象があります。
日本の新聞は、少ない文字数で的確に情報を伝えることを非常に優先していて
そういう意味では散文的ですけど。
こういうのも文化かな。